2021年3月にヒルトンアメックスカードの申し込みが始まりました。
ヒルトンアメックスカードには次の2種類があります。
- ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレス・カード
- ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
ヒルトンアメックス申し込んだ方が得なのかしら?
プレミアムカードと通常カードってどっちが得なんだろう?
この記事では、ヒルトンアメックスカードを発行するかどうか迷っている方に向けて、2種類のカードを比較しながら解説します。
本記事の筆者
この記事を書いている僕は、年間15万マイル以上ためて、お得に旅行するのが大好き。
これまでに貯めたマイルを利用して、航空会社やホテルのエリート会員を取得しました!
- JALグローバルクラブメンバー(JGC)
- ANAスーパーフライヤーズメンバー(SFC)
- Marriott Bonvoy チタンエリート会員
ヒルトンアメックスカードの特典やメリット・デメリットについて知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
ヒルトンアメックスカードの概要
では、2種類のヒルトンアメックスカードを比較しながら、概要について解説していきます。
まずは基本スペックから比較してみましょう。
ヒルトンアメックスカードの基本スペック比較
ヒルトンアメックス | ヒルトンアメックスプレミアム | |
---|---|---|
年会費 | 16,500円(税込) | 66,000円(税込) |
家族カード | 1枚目無料 2枚目以降6,600円(税込) | 3枚目まで無料 4枚目以降13,200円(税込) |
ポイント還元率 | 2% (100円=2ポイント) | 3%(100円=3ポイント) |
ポイント還元率 (ヒルトンホテル利用時) | 3% (100円=3ポイント) | 7% (100円=7ポイント) |
空港ラウンジ | 国内外で利用可能 | 国内外で利用可能 |
手荷物無料宅配 | 🔵 | 🔵 |
旅行傷害保険 | 🔵 | 🔵 |
ショッピング・プロテクション | 🔵 | 🔵 |
オンライン・プロテクション | 🔵 | 🔵 |
リターン・プロテクション | ❌ | 🔵 |
キャンセル・プロテクション | ❌ | 🔵 |
スマートフォン・プロテクション | ❌ | 🔵 |
航空便遅延補償 | ❌ | 🔵 |
2種類のカードの特徴
年会費は基本カードで16,500円(税込)、プレミアムカードで66,000円(税込)と決して安い金額ではないです。
一方で、どちらのカードも空港利用時にラウンジを使うことが可能。
つまりVISAやJCBなどのゴールドカードと同等の特典!
この後、各種特典を解説していきますので、年会費がお得かどうか見極めていただければと思います。
また、家族カードが無料でついてくるのも地味にうれしいですね。
各種補償について解説
基本カードとプレミアムカードの大きな違いは補償の範囲です。
プレミアムカードにだけ付帯していて、基本カードにはついていない補償がたくさんあります。
メインカードとして使う場合には、カードに付帯している補償をよく理解しておくようにしましょう。
ヒルトンアメックス・プラチナに付帯している補償の例
ショッピング・プロテクション | カードで買った商品が壊れたり盗まれたときの補償 |
リターン・プロテクション | カードで買った商品の返品を購入店が受け付けないときの補償 |
オンライン・プロテクション | インターネット上で第三者による不正利用があったときの補償 |
キャンセル・プロテクション | 怪我・病気や急な出張などで旅行をキャンセルしなければならなくなった時の補償 |
スマートフォン・プロテクション | スマホが壊れてしまった時、最大3万円までアメックスが補償 |
クレジットカードの補償については詳しく調べたことがない方も多いのではないでしょうか?
詳しく知りたい方は、アメリカンエクスプレスカードの規約を確認してみてください。
ヒルトンアメックスカードの特典
ヒルトンアメックスカード、ヒルトンアメックスプレミアムカードの主な特典を比較します。
ヒルトンアメックス | ヒルトンアメックスプレミアム | |
---|---|---|
ヒルトン会員資格 | ゴールドステータス | ゴールドステータス 条件達成でダイヤモンドステータス |
入会時特典 | 最大25,000ポイント | 最大75,000ポイント |
無料宿泊特典 | 1泊のウィークエンド無料宿泊 | 最大2泊のウィークエンド無料宿泊 |
HPCJ年会費 | 初年度優待 | 初年度無料 |
特典には細かな条件が設定されているのでひとつずつ解説していきます。
特典1:ヒルトン上級会員資格
ヒルトンアメックスの最大の特典は、ヒルトン上級会員資格『ヒルトン・オナーズ・ゴールド・ステータス』がもらえる点。
この特典は基本カード、プレミアムカードどちらでも条件なしで自動的に付与されます。
ちなみにヒルトンのゴールドステータスは、本来であれば40泊以上または20滞在以上利用することでもらえるステータス。
これが、カードを持っているだけで手に入るんですからお得ですよね。
ゴールドステータスをもらうためだけに
ヒルトンアメックスに申し込むのも全然ありですよ!
ヒルトンゴールドステータスの主な特典
- 部屋のアップグレード
- 朝食無料サービス
- 80%のエリートステータスボーナス付与
プレミアムカードならダイヤモンドステータスも!
ヒルトンアメックスプレミアムなら、1年間に200万円以上のカード利用でダイヤモンドステータスがもらえます。
本来であれば30回の滞在もしくは60泊以上の宿泊が必要ですが、1泊もすることもなくダイヤモンドステータスです!
特典2:入会時特典
基本カード、プレミアムカードともに、条件をみたせば入会時にポイントをもらうことが可能。
ヒルトンアメックス | ヒルトンアメックスプレミアム | |
---|---|---|
入会特典 | 2,000ポイント | 5,000ポイント |
カード利用ボーナス | 3,000ポイント 入会から1ヶ月以内に10回利用 | 10,000ポイント 入会から1ヶ月以内に10回利用 |
カード利用ボーナス | 10,000ポイント 入会から3ヶ月以内に30万円以上利用 | 30,000ポイント 入会から3ヶ月以内に30万円以上利用 |
カード利用ボーナス | 10,000ポイント 入会から6ヶ月以内に75万円以上利用 | 30,000ポイント 入会から6ヶ月以内に150万円以上利用 |
合計 | 最大25,000ポイント | 最大75,000ポイント |
実際はカード利用した分のポイントを加算すると、ヒルトンアメックスは実質40,000ポイント。
ヒルトンアメックスプレミアムは実質120,000ポイントももらえることになります!
特典3:無料宿泊特典
カード利用額の条件をみたした上で、カードを継続すると無料宿泊特典をもらうことができます。
この特典は『ウィークエンド無料宿泊特典』といい、金、土、日の宿泊に使える特典。
無料特典で宿泊できる日数は次のとおり。
ヒルトンアメックス | ヒルトンアメックスプレミアム | |
---|---|---|
無料特典日数 | 1泊 | 2泊 |
特典の条件 | 利用額150万円以上 カード継続 | 利用額300万円以上 カード継続 |
カード利用金額が不足していると、無料宿泊特典をもらえないので注意。
また、カード継続時にもらえる特典なので、2年目からもらえる特典となります。
特典4:ヒルトンプレミアムクラブジャパン(HPCJ)の年会費優遇
特典の4つ目はHPCJの年会費優遇特典。
HPCJとは?
ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)は日本国内17ホテルと韓国2ホテルで、ホテル利用時の割引優遇をうけることができるプログラムです。
- 宿泊 25%割引
- レストラン 20%割引
年会費は25,000円(税込)でHPCJ対象ホテルで使える商品券5,000円を2枚もらえます。
HPCJの年会費優遇
ヒルトンアメックス | ヒルトンアメックスプレミアム | |
---|---|---|
1年目 | 10,000円(税込) | 無料 |
2年目以降 | 10,000円(税込) | 10,000円(税込) |
ヒルトンアメックスはこんな方におすすめ
ヒルトンアメックスがおすすめの方
- 年間150万円以上のカード利用がある方
- マリオット系列よりもヒルトン系列のホテルをよく利用する方
- 無料朝食が目的でヒルトンのゴールドステータスを狙いたい方
ヒルトンアメックスをおすすめする方は、最低でも年間150万円以上のカード利用がある方。
大きな特典の1つである無料宿泊特典をもらわないと、ヒルトンアメックスを持っている意味がないですよね。
年間16,500円(税込)で無料宿泊、しかもゴールドステータスの待遇を受けられるんだから余裕で元をとれますよ。
ヒルトンアメックスプレミアムがおすすめの方
- 年間300万円以上のカード利用がある方
- マリオット系列よりもヒルトン系列のホテルをよく利用する方
- ヒルトンの最上級会員ダイヤモンドステータスを狙いたい方
ヒルトンアメックスプレミアムをおすすめする方は、年間300万円以上カード利用がある方。
年間300万円ということは、25万円/月のカード利用。
これだけの金額を毎月利用できる方は少ないかもしれませんが、メインカードとして家計の出費を全てカードに集約すれば何とか届く金額ではないでしょうか。
カードを持っているだけでヒルトンの最上級資格ダイヤモンドステータスがもらえるなんてすごいです。
カード利用額が多い方は、ぜひ前向きに検討してみてください。
ヒルトンアメックスカードのデメリット
ヒルトンアメックスカードは魅力的なカードなのですが注意すべき点もあります。
ヒルトンアメックスのデメリットとなりそうな点についてご紹介します。
マイル交換レートが悪すぎる
ヒルトンアメックスで貯めたポイントは
- ヒルトンホテルの宿泊に利用
- マイルに交換して飛行機の搭乗に利用
この2つが主な使いみちになります。
ここで、注意すべき点は
マイル還元率が悪すぎます
ヒルトン・オナーズポイントをマイルに交換する手続きは次の通り
- 交換可能単位は10,000ポイント
- 手続きには最大30日必要
- JAL、ANAの交換率 10,000ポイント→1000マイル
マイル還元率に換算すると
ヒルトンアメックス 0.2%(100円あたり0.2マイル)
ヒルトンアメックスプレミアム 0.3%(100円あたり0.3マイル)
ANA/JALカードやSPGアメックスカードの場合、還元率は1%前後なので0.2%~0.3%という還元率はとても残念。
ヒルトンアメックスをメインカードにするなら、貯まったポイントを宿泊に使いましょう。
ヒルトンアメックスカードの特典まとめ
ポイント
ヒルトンアメックスは2種類
- ヒルトンアメックスカード 年会費16,500円(税込)
- ヒルトンアメックスプレミアムカード 年会費66,000円(税込)
ヒルトン上級会員特典
- アメックスゴールドステータスがもらえる
- プレミアムカードでは年間200万円以上のカード利用でダイヤモンドステータス